2015年06月12日(Fri)
[第12回 コラム]人工知能(ELIZA)
今回は、初期の人工知能として例に挙げられるELIZA(イライザ)についてご紹介します。
ELIZAは、自然言語処理プログラムのひとつで、入力された文章に対して単純なパターンマッチングを行い、返事の文章を引き出します。知らない文章、つまりデーターベースに登録されていない文章が入力されると「何故?」と問いかけ、その答えを前に入力された文章と関連付けて、蓄積します。
驚くほど人のような対話をすることがあったそうですが、人間の思考や感情について何の情報も持っていないことから、”人工無脳”の起源となったソフトウェアと言われています。
ELIZAの一部のユーザーは、その仕組みを説明しても納得せず、ELIZAから帰ってくる応答が人間が応答していると真剣に受け止めたそうです。
今回は、人工知能として例に取り上げられるELIZAを紹介しました。
みなさんもいろんなところでPALROに会うと思います。是非、おしゃべりしてPALROのコミュニケーション知能を体験してみてください。
それでは、また次回。