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PALRO(パルロ)が体操を行い、実現できること

ご高齢者さまに必要とされる運動は、30分以上の運動を週2日以上行うこととされています。(出展:健康づくりのための身体活動基準2013概要(厚生労働省、2013年))
運動する習慣がないご高齢者さまが、運動の習慣を持つのは非常に難しく、介護予防効果の高い健康体操を行うには、医療機関やセラピストによるノウハウが必要となります。
しかし、理学療法士や作業療法士、言語聴覚士などのリハ専門職の介護事業所での求人は増える一方で、応募者は減少傾向にあり、人材不足が深刻です。

リハビリ・機能訓練を重点的に行う、介護老人保健施設(老健)や通所リハビリテーションセンター(通所リハ)を利用するご高齢者さまも、1日にリハビリを受けられる時間は限られています。
ご高齢者さまの運動機会の増加や、健康増進活動に積極的に取り組んでいる介護施設では、リハ専門職によるリハビリに加えてPALROが行う体操を採りいれています。
医療機関の監修や検証を経て、ご高齢者さまの多くが行える体操を搭載しました。そのため、リハビリの専門の資格を持っていない介護スタッフの方でも医学的見地で効果が実証されている「健康体操」を簡単に行えます。
PALROとの体操で、ご高齢者さまは施設で行われているリハビリ活動へのモチベーションを高め、運動をする時間を増やすことで健康寿命延伸に繋げることができます。

ご高齢者さまの在宅復帰を目的とする、介護施設や医療機関での活用が進んでおり、導入施設様からは「ご利用者さまの活動性が引き出された」とのご連絡をいただいております。

利用シーンが多く、ご高齢者さまにとって介護予防効果の高い健康体操を搭載

公立大学法人首都大学東京監修のご高齢者さま向け健康体操の「ばんざい体操」、短い時間で部位ごとにできる「口の体操」、「おしりの体操」、「肩の体操」、「腰の体操」、日常生活のちょっとした動きに必要な運動能力を維持する「散歩体操」、「起き上がり体操」、「お茶くみ体操」が行えます。
さらに、藤沢市内で行われた「転倒予防・体力向上運動プログラム」の試行検証で「パルロサイズ」(医療法人社団清心会 監修)を開発した経験を活かし、転倒予防・体力向上を目的に介護施設でいつでも手軽に行える「肩ならし体操」と「足ならし体操」の2つの介護予防体操を搭載しました。
これら10種類(2015年12月時点)の体操のレパートリーで、ご高齢者さまの健康増進活動をサポートします。


NEW!  「肩ならし体操」「足ならし体操」



施設でのいつもの体操にバリエーションが増え、飽きずに取り組める健康体操

司会進行できる機能を応用し、PALROが体操のインストラクターを務めます。
体操名 目的
ばんざい体操
 
どなたでも椅子に腰掛けた姿勢(座位)で行える体操です。
公立大学法人首都大学東京監修の元、健康増進に効果のある「荒川ばん座位体操」を集団で楽しみながら取り組める体操です。
PALROが行うほかの体操と比べると長めの20分間ですので、しっかりと体操をしたいときにおすすめです。
 
口の体操/おしりの体操/肩の体操/腰の体操
 
体の部位ごとに焦点を当て、わずかな時間で行える体操ですので、毎日継続的に行うことができます。
口腔機能体操や、歩行を始める前の準備運動、肩こり予防、腰痛予防などご高齢者さまの多くが手軽に行える体操です。
 
お茶くみ体操/散歩体操/起き上がり体操
 
日常生活の動作を体操に取り入れ、筋力の維持・向上することを目的とした体操です。
この体操で使う筋肉は、衰えてしまうと介護度が上がるといわれています。
 
肩ならし体操/足ならし体操
 
転倒予防、体力向上を目的に介護施設でご利用いただきやすい体操です。
藤沢市内の「転倒予防・体力向上運動プログラム」の試行検証にて新たに開発した介護予防体操「パルロサイズ」(医療法人社団清心会 監修)を基に、新たに開発しました。
「肩ならし体操」では肩甲骨を動かすことで大きな筋肉を動かし、特に上半身の血行を良くします。
「足ならし体操」では座った姿勢のまま、足を伸ばす動きが行えるので下半身の筋力向上が期待されます。
 

医学的見地による検証で効果を確認

さがみロボット産業特区の枠組みの中で2014年度より、神奈川県藤沢市内の地域在宅高齢者を対象とした「転倒予防・体力向上運動プログラム」の試行検証を行いました。3ヶ月間の運動プログラムは、地域在宅高齢者の認知機能および身体機能の向上に寄与することが確認できました。
検証を経て、ご高齢者さまの介護予防に重要な、日常動作に多いひじをまわす動きや肩甲骨周辺の筋肉をほぐし血行を良くする動きを再現し、介護予防体操の効果を向上させています。

座位エクササイズ
(座位バランス)

呼気ガスデータによる運動強度測定
(京都大学大学院 人間・環境学研究科)

ロボットのインストラクターで集団で体操をする楽しさも

PALROがかわいらしく体操指導をすることで、ご高齢者さまは思わず笑顔になり、楽しみながら介護予防活動・健康増進活動を行えます。
周りで聞いていた方も思わず会話を交えながら、体操を行えるので集団でのコミュニケーションも充足されます。
運動機能の維持向上だけではなく、集団で楽しむ機会が増えることで、周囲とのコミュニケーションの機会も増え、うつの予防や閉じこもりの予防の効果も期待できます。

ご利用いただいている介護施設(介護老人保健施設)の声
「一般財団法人 生活保健協会 介護老人保健施設 ニューライフ湯河原さま」より

活動性が少ないご利用者さまの活動性を引き出すために導入

ご利用者さまの身体状況の幅が大きいので一斉にレクや体操を行うのではなく、対象者を絞り利用場面ごとに取組みの効果が検証できる個別利用での検証に取組みました。ロボット活用に消極的なスタッフも利用効果を具体的なご利用者さまで確認することで、関心を持ってもらう意図もありました。

ご利用者さまの活動性が引き出される

それまで他の活動には興味を示さなかった方が、PALROに対しては興味を持っているようです。また、話しかけを積極的に行うPALROにつられて「発言」や「笑顔」などの活動性が引き出されるようになりました。

朝のご挨拶が施設内のコミュニケーションを活発に!

PALROが朝のお出迎え、元気にご挨拶。施設のスタッフも通りがかりにPALROと挨拶を交わし、施設内のコミュニケーションが活発になりました。

ネットとつながる、次世代のコミュニケーション。

パルロはコミュニケーションロボットとして生まれ、
その会話力・コミュニケーション力・癒し効果は様々なシーンでニーズがあり、活用されています。

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PALROは 自治体・国 による補助金対象機種です

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国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)「ロボット介護機器開発・標準化事業」など
多くの公的事業で導入効果が確認されている介護ロボットです。

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