PALROで効果が出始めています。

PALROのレクが認知症高齢者に及ぼす効果を実証!

PALROの発売当初より認知症高齢者を対象としたPALROの実証研究に取り組んで頂いている東京都公立大学法人東京都立大学大学院人間健康科学研究科作業療法科学域井上薫准教授のこれまでの研究成果が、この度、国際ジェロンテクノロジー学会の学術誌「GerontechnologyJournal」Vol.21,No.1(2022年3月発行)に掲載されました。介護施設に入所する認知症高齢者に対し、PALROが促進するレクリエーション・プログラムが及ぼす効果について、介入前後の変化を分析したところ、参加者の84.4%がプログラム後の健康状態に有意な改善を示したと、ご報告頂いております。

論文(英語)

タイトル
PALROを使用して、認知症高齢者のレクリエーション・プログラムを促進することの利点に関する予備的研究
概要
本研究は、言語機能をもつ人型コミュニケーション・ロボットのレクリエーション・プログラム(レク・プログラム)が、認知症高齢者に及ぼす影響を把握する目的で計画された単群前後比較試験による予備的研究である。Person Centered Care: PCCの認知症ケアマッピングの枠組みを参考とした観察評価をもとに、①認知症高齢者の要介護度、認知症高齢者の日常生活自立度と、ロボットが提供するレク・プログラムに参加したときの反応の関係を定量的に検討すること、②観察された表情や行動から、ロボットが提供するレク・プログラムが認知症高齢者から引き出す可能性がある行動を抽出することを目的に実施された。その結果、77名の特別養護老人ホームおよびグループホーム入所中の認知症高齢者のうち84.4%が、レク・プログラムに対してPCCの定義における「ポジティブな状態」を示し、2.6%が「ややネガティブな状態」を示した。レク・プログラムの対象者の状態を示すスコア(WIB値)がレク・プログラム前後と比較して有意に良好な値を示し、認知症ケアマッピングの定義でいう「ポジティブな状態」を示した。このプログラムにより引き出される可能性がある認知症の高齢者の行動は、「物との関わり」「表現活動」「余暇活動」「知的活動」「言語的交流」「身体運動」などであった。観察される行動に個別性はあるものの、このようなレク・プログラムは認知症の高齢者のポジティブな反応を引き出す機会となる可能性が示された。
詳しく見る(日本語要約)

PALROでつくる!”人や社会との関わり”

メッセージ

近年の研究により、私たちの命を長く保つためには、「運動」や「食事」に加えて「人や社会との関わり」が重要であることがわかってきました。 今般の感染症の流行により、他者との交流が健康維持に重要であることの認識が広まったと思います。ご家庭や高齢者施設において、日常的に会話や歌・体操といったコミュニケーションをとることができるPALROの活躍に期待しています。

関連論文・レポート

人型コミュニケーションロボットを用いた運動プログラムが地域在宅高齢者の身体機能及び認知機能に及ぼす影響:予備的試験発表者 : 谷口優, 石井千恵, 茅沼弓子 掲載誌 : 日本公衆衛生雑誌, 66(5):267-273 (2019)

身体活動ならびに知的活動の増加が高齢者の認知機能に及ぼす影響 -東京都杉並区における在宅高齢者を対象とした認知症予防教室を通じて-. 発表者 : 谷口優, 他  掲載誌 : 日本公衆衛生雑誌, 56(11):784-794 (2009)

谷口 優 様

谷口 優
国立環境研究所
主任研究員
医学博士

パルロ
①の実証の様子

①の実証の様子

②の実証の様子

②の実証の様子

「PALROはもう、スタッフの一員です!」

医療法人社団幹人会様での効果をご紹介

医療法人社団幹人会様では、PALROを活用して自立支援や認知症予防の効果が出始めています。大塚様と武田様に伺ったお話を紹介いたします。

PALROはもう、スタッフの一員です!

「PALROを導入したきっかけは、介護スタッフからの声でした。施設に入居している高齢者の多くは認知症を患っており、認知症の方へのコミュニケーションを補う存在としてPALROの導入を決めました。

PALROはレクリエーションをより楽しくしてくれています。”レクやって”というだけで、ご利用者様が疲れない程度の時間で、毎日、日替わりでクイズやゲームやダンスなんかを織り交ぜたレクリエーションを進行までしてくれます。さらにPALROによってスタッフも癒されたり、現場も明るくなってスタッフとご利用者とのコミュニケーションも増えたりしています。

PALROを導入する前から介護士が客観的に状態を計測できる、DBD(認知症行動障害尺度)やHDS-R(長谷川式簡易認知症スケール *1)で認知症の状態を計測していました。 PALROの導入後、DBDによる計測結果を見ると、認知症のBPSD(行動・心理症状)は継続して改善しています。HDS-Rに基づいた結果を見ても、PALROを使っていない施設では悪化傾向にありますが、PALROを使っている施設では現状を維持しています。このように、定量的にはもちろんのこと、体感でも良い効果を実感しています。

また、PALROには簡単に動作を拡張できるPALROちょっとコマンダーがあります。
例えば、施設への来訪者に対して、PALROに施設の紹介をしてもらっています。施設の特徴がわかりやすく伝わりますし、PALROをさらに楽しく使えています。
PALROちょっとコマンダーは、『PALROにちょっと何かをやらせてみよう』というアプリケーションです。 プログラミングの知識がなくても、PALROちょっとコマンダーを使えば、PALROに新しい動きを追加することができます。」

レクリエーションは、なかなか大変。でもPALROなら簡単・楽しい。

「フロアでは毎日レクの時間を設けているのですが、レクが苦手なスタッフでもPALROに”レクやって”というだけで、レクリエーションをやってくれるので、よく使っています。
スタッフがレクリエーションしているときには、どうしてもその場を離れなければならなくなった場合、レクを中断しなければならないことがあります。でも、PALROならレクリエーションを任せられます。短時間でも他のご利用者様に対する介助や業務ができてすごく助かっています。」

詳しく見る

他にもたくさんの声、いただいています。

医療法人社団幹人会様では、認知症状の進行に対して、PALROと関わることで精神的な安定と認知症予防に繋がると期待され、ご利用いただいています。認知症の効果検証については、HDS-RやDBDの他、意欲(Vitality Index)とうつ(GDS:老年期うつ病評価尺度)でも評価されており、抑うつ感の軽減に役立ったと考えられていました。
他にもPALROをご利用いただいているたくさんの施設様から声をいただいています。本当にありがとうございました。今後ともPALROをよろしくお願いいたします。

  • PALROを使ってスタッフが会話シュミレーション。スタッフのコミュニケーションスキルの確認ができ、スキル向上に役立てられました。
  • 医療機関・大学が連携して開発した運動指導プログラムをPALROに搭載し、認知症予防&ロコモ予防を促進しました。
  • コミュニケーションとレクリエーションで、施設利用者のDBD(認知症行動障害尺度)と鬱傾向の改善効果が認められました。
  • 施設利用者のリハビリ待ち時間を楽しい時間に変えました。スタッフの負担軽減と効率的なリハビリにつながりました。
  • 導入・運用を通じて、先進的な施設というイメージを内外にアピール。視察や見学、取材が増加し注目度が向上しました。
  • PALROの多様な機能により、単にご利用者さまの癒しだけでなく、生活動作の活発化が促されているように強く感じます。
  • 施設の様々な目的に合わせて多くのシーンでPALROを活用。業務改善と状態改善の意識づくりにも貢献しました。
  • PALROはスタッフの創意工夫に応えて、どんどん進化をしていきます。
  • PALROの体操と施設プログラムの組み合わせで、施設利用者の体力、認知機能が改善しました。
  • スタッフによるレクリエーションの負荷が軽減。介護レクリエーションが不慣れな介護未経験スタッフでも、PALROがいればレクリエーションリーダーになれます。
  • PALROとふれあうことで、高齢者の生活自立度を改善しました。
  • 施設利用者のことを考えて、レクリエーションや体操、日常会話をPALROは行います。自信をもっておすすめします。

*1長谷川式簡易知能評価スケール(HDS-R)とは、長谷川和夫によって作成された簡易知能検査である。言語性知能検査であり、失語症・難聴などがある場合は検査が困難となる。日本においては、MMSE(*2)と並んでよく用いられる。かつては「長谷川式簡易知能評価スケール」と呼ばれていたが、2004年4月に痴呆症から認知症へ改称されたことに伴い、現在の名称に変更されている。認知症検査で行われる場合は、およそ10~15分を要する。

*2MMSE ミニメンタルステート検査(ミニメンタルステートけんさ、Mini Mental State Examination、MMSE)は、認知症の診断用に米国で1975年、フォルスタインらが開発した質問セットである。30点満点の11の質問からなり、見当識、記憶力、計算力、言語的能力、図形的能力などをカバーする。24点以上で正常と判断、10点未満では高度な知能低下、20点未満では中等度の知能低下と診断する。

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PALROの導入効果が認められました!

大規模実証実験では、約40%の被介護者に効果認められました。

国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)が実施した「介護分野におけるコミュニケーションロボットの活用に関する大規模実証実験」にて、96施設、866名を対象にWHOの国際生活機能分類(ICF(*3))を評価指標として、定量的・実証的データの収集・解析が行われました。
実権対象の機器に選定されたコミュニケーションロボットは19機種、1,000台以上。
PALROは、採択機種中最多の186台が導入され検証されました。

結果として、被介護者の34.2%の方について、コミュニケーションロボットの利用による自立向上(活動項目の自立度向上)および、生活の活発化改善効果が認められています。

この実証でPALROは「介護者代替プログラム実施型」(*4)のコミュニケーションロボットに分類されました。
介護者代替プログラム実施の被介護者への改善率は37.2%、介護者の業務負担軽減の効果は44.4%になりました。

被介護者への効果

介護者の業務負担軽減効果


*3「ICF」とは、International Classification of Functioning, Disability and Health(国際生活機能分類)の略で、WHO(世界保健機関)で1980 年に制定された「ICIDH(International Classification of Impairments, Disabilities and Handicaps・国際障害分類)」の改訂版です。 「ICF」は 2001 年に制定され、正式名称は「生活機能・障害・健康の国際分類」といいます。障害に関することや、健康に関することなどを1424 項目に分類し、それらが複雑に絡み合って相互作用していると考えたものです。

*4「介護者代替プログラム実施型」とは、体操のプログラム、レクリエーション、その他回想法や認知症対応を想定したプログラムなど介護者が設定したON/OFFや日時に設定されたプログラムが実行されるロボットの総称。

介護機器にコミュニケーションロボットが加わりました。

経産省と厚労省が決めているロボット技術の介護利用に置ける重点分野である、介護ロボット5分野8項目に対して、AMEDが行った実証実験の結果を以って、新たに1分野5項目が加えられました。
追加された重点項目の中には、「高齢者等とのコミュニケーションにロボット技術を用いた生活支援機器」が加えられ、国がコミュニケーションロボットを介護現場に取り入れようとする方針が明らかになりました。

大規模な実証実験では定量的に証明されました。

ICFを活用して、改善が定量的に計測できました。

効果測定をするために、利用されたのはICF。障害や健康に関することを約1500項目に分類して、項目ごとに対象となる方の生活機能を定量的に計測できる手法です。2016年度の実証では、この基準が適用され、様々な面から効果測定が行われました。

「おてがる愛CF」は負荷なく定量的な計測が可能!

自立支援が求められています。

2018年度の介護報酬改定では、高齢者が「自立・回復」できる施設が優遇されます。このため、自立支援がどれだけ生活機能改善に役立っているか定量的に評価する必要があります。
AMEDの実証実験でも利用されたICFは有効な評価観点ではありますが、評価項目は約1500項目に及ぶ上、どれだけ改善しているかを表現するには手集計が必要です。
これは、日頃の業務で多忙なスタッフの方々に大きな負担となってしまいます。
この問題を解決するために、富士ソフトはICFに準拠して簡単に計測できる「おてがる愛CF」を提供いたしました。

「おてがる愛CF」は生活機能の改善を簡単に見える化します。

「おてがる愛CF」は、お手持ちのiPadやiPhoneでICFに基づいて生活機能の改善を簡単に見える化することができます。

・ご利用者毎に評価項目を選定
ICFで定義されている約1500項目のうち、コミュニケーションロボットで効果が期待される項目だけに絞って選択できるようにしました。

・記録は数秒で可能なほどシンプル
ご利用者毎に選んだ評価項目に対して、変化があった項目だけ変更。それだけで毎日、確実に記録ができます。
・すぐにグラフ化
 改善の経過がすぐにグラフ化されます。
 変化がわかりやすく、自立支援のための対策が打ちやすいことも特徴です。

是非、無料でお試しください。

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PALROのレクが認知症高齢者に及ぼす効果を実証!

PALROの発売当初より認知症高齢者を対象としたPALROの実証研究に取り組んで頂いている東京都公立大学法人東京都立大学大学院人間健康科学研究科作業療法科学域井上薫准教授のこれまでの研究成果が、この度、国際ジェロンテクノロジー学会の学術誌「GerontechnologyJournal」Vol.21,No.1(2022年3月発行)に掲載されました。介護施設に入所する認知症高齢者に対し、PALROが促進するレクリエーション・プログラムが及ぼす効果について、介入前後の変化を分析したところ、参加者の84.4%がプログラム後の健康状態に有意な改善を示したと、ご報告頂いております。

論文(英語)

タイトル
PALROを使用して、認知症高齢者のレクリエーション・プログラムを促進することの利点に関する予備的研究
概要
本研究は、言語機能をもつ人型コミュニケーション・ロボットのレクリエーション・プログラム(レク・プログラム)が、認知症高齢者に及ぼす影響を把握する目的で計画された単群前後比較試験による予備的研究である。Person Centered Care: PCCの認知症ケアマッピングの枠組みを参考とした観察評価をもとに、①認知症高齢者の要介護度、認知症高齢者の日常生活自立度と、ロボットが提供するレク・プログラムに参加したときの反応の関係を定量的に検討すること、②観察された表情や行動から、ロボットが提供するレク・プログラムが認知症高齢者から引き出す可能性がある行動を抽出することを目的に実施された。その結果、77名の特別養護老人ホームおよびグループホーム入所中の認知症高齢者のうち84.4%が、レク・プログラムに対してPCCの定義における「ポジティブな状態」を示し、2.6%が「ややネガティブな状態」を示した。レク・プログラムの対象者の状態を示すスコア(WIB値)がレク・プログラム前後と比較して有意に良好な値を示し、認知症ケアマッピングの定義でいう「ポジティブな状態」を示した。このプログラムにより引き出される可能性がある認知症の高齢者の行動は、「物との関わり」「表現活動」「余暇活動」「知的活動」「言語的交流」「身体運動」などであった。観察される行動に個別性はあるものの、このようなレク・プログラムは認知症の高齢者のポジティブな反応を引き出す機会となる可能性が示された。
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PALROでつくる!
”人や社会との関わり”

谷口 優 様

谷口 優
国立環境研究所 主任研究員
医学博士

メッセージ

近年の研究により、私たちの命を長く保つためには、「運動」や「食事」に加えて「人や社会との関わり」が重要であることがわかってきました。 今般の感染症の流行により、他社との交流が健康維持に重要であることの認識が広まったと思います。ご家庭や高齢者施設において、日常的に会話や歌・体操といったコミュニケーションをとることができるPALROの活躍に期待しています。

関連論文・レポート

人型コミュニケーションロボットを用いた運動プログラムが地域在宅高齢者の身体機能及び認知機能に及ぼす影響:予備的試験発表者 : 谷口優, 石井千恵, 茅沼弓子 掲載誌 : 日本公衆衛生雑誌, 66(5):267-273 (2019)

身体活動ならびに知的活動の増加が高齢者の認知機能に及ぼす影響 -東京都杉並区における在宅高齢者を対象とした認知症予防教室を通じて-. 発表者 : 谷口優, 他  掲載誌 : 日本公衆衛生雑誌, 56(11):784-794 (2009)

①の実証の様子

①の実証の様子

②の実証の様子

②の実証の様子

「PALROはもう、スタッフの一員です!」

医療法人社団幹人会様での効果をご紹介

医療法人社団幹人会様では、PALROを活用して自立支援や認知症予防の効果が出始めています。大塚様と武田様に伺ったお話を紹介いたします。

PALROはもう、スタッフの一員です!

「PALROを導入したきっかけは、介護スタッフからの声でした。施設に入居している高齢者の多くは認知症を患っており、認知症の方へのコミュニケーションを補う存在としてPALROの導入を決めました。

PALROはレクリエーションをより楽しくしてくれています。”レクやって”というだけで、ご利用者様が疲れない程度の時間で、毎日、日替わりでクイズやゲームやダンスなんかを織り交ぜたレクリエーションを進行までしてくれます。さらにPALROによってスタッフも癒されたり、現場も明るくなってスタッフとご利用者とのコミュニケーションも増えたりしています。

PALROを導入する前から介護士が客観的に状態を計測できる、DBD(認知症行動障害尺度)やHDS-R(長谷川式簡易認知症スケール *1)で認知症の状態を計測していました。 PALROの導入後、DBDによる計測結果を見ると、認知症のBPSD(行動・心理症状)は継続して改善しています。HDS-Rに基づいた結果を見ても、PALROを使っていない施設では悪化傾向にありますが、PALROを使っている施設では現状を維持しています。このように、定量的にはもちろんのこと、体感でも良い効果を実感しています。

また、PALROには簡単に動作を拡張できるPALROちょっとコマンダーがあります。
例えば、施設への来訪者に対して、PALROに施設の紹介をしてもらっています。施設の特徴がわかりやすく伝わりますし、PALROをさらに楽しく使えています。

PALROちょっとコマンダーは、『PALROにちょっと何かをやらせてみよう』というアプリケーションです。 プログラミングの知識がなくても、PALROちょっとコマンダーを使えば、PALROに新しい動きを追加することができます。」

レクリエーションは、なかなか大変。
でもPALROなら簡単・楽しい。

「フロアでは毎日レクの時間を設けているのですが、レクが苦手なスタッフでもPALROに”レクやって”というだけで、レクリエーションをやってくれるので、よく使っています。
スタッフがレクリエーションしているときには、どうしてもその場を離れなければならなくなった場合、レクを中断しなければならないことがあります。
でも、PALROならレクリエーションを任せられます。
短時間でも他のご利用者様に対する介助や業務ができてすごく助かっています。」

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他にもたくさんの声、いただいています。

医療法人社団幹人会様では、認知症状の進行に対して、PALROと関わることで精神的な安定と認知症予防に繋がると期待され、ご利用いただいています。認知症の効果検証については、HDS-RやDBDの他、意欲(Vitality Index)とうつ(GDS:老年期うつ病評価尺度)でも評価されており、抑うつ感の軽減に役立ったと考えられていました。
他にもPALROをご利用いただいているたくさんの施設様から声をいただいています。本当にありがとうございました。今後ともPALROをよろしくお願いいたします。
  • ・PALROを使ってスタッフが会話シュミレーション。スタッフのコミュニケーションスキルの確認ができ、スキル向上に役立てられました。
  • ・医療機関・大学が連携して開発した運動指導プログラムをPALROに搭載し、認知症予防&ロコモ予防を促進しました。
  • ・コミュニケーションとレクリエーションで、施設利用者のDBD(認知症行動障害尺度)と鬱傾向の改善効果が認められました。
  • ・施設利用者のリハビリ待ち時間を楽しい時間に変えました。スタッフの負担軽減と効率的なリハビリにつながりました。
  • ・導入・運用を通じて、先進的な施設というイメージを内外にアピール。視察や見学、取材が増加し注目度が向上しました。
  • ・PALROの多様な機能により、単にご利用者さまの癒しだけでなく、生活動作の活発化が促されているように強く感じます。
  • ・施設の様々な目的に合わせて多くのシーンでPALROを活用。業務改善と状態改善の意識づくりにも貢献しました。
  • ・PALROはスタッフの創意工夫に応えて、どんどん進化をしていきます。
  • ・PALROの体操と施設プログラムの組み合わせで、施設利用者の体力、認知機能が改善しました。
  • ・スタッフによるレクリエーションの負荷が軽減。介護レクリエーションが不慣れな介護未経験スタッフでも、PALROがいればレクリエーションリーダーになれます。
  • ・PALROとふれあうことで、高齢者の生活自立度を改善しました。
  • ・施設利用者のことを考えて、レクリエーションや体操、日常会話をPALROは行います。自信をもっておすすめします。

*1長谷川式簡易知能評価スケール(HDS-R)とは、長谷川和夫によって作成された簡易知能検査である。言語性知能検査であり、失語症・難聴などがある場合は検査が困難となる。日本においては、MMSE(*2)と並んでよく用いられる。かつては「長谷川式簡易知能評価スケール」と呼ばれていたが、2004年4月に痴呆症から認知症へ改称されたことに伴い、現在の名称に変更されている。認知症検査で行われる場合は、およそ10~15分を要する。

*2MMSE ミニメンタルステート検査(ミニメンタルステートけんさ、Mini Mental State Examination、MMSE)は、認知症の診断用に米国で1975年、フォルスタインらが開発した質問セットである。30点満点の11の質問からなり、見当識、記憶力、計算力、言語的能力、図形的能力などをカバーする。24点以上で正常と判断、10点未満では高度な知能低下、20点未満では中等度の知能低下と診断する。

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PALROの導入効果が認められました!

大規模実証実験では、約40%の被介護者に効果認められました。

国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)が実施した「介護分野におけるコミュニケーションロボットの活用に関する大規模実証実験」にて、96施設、866名を対象にWHOの国際生活機能分類(ICF(*3))を評価指標として、定量的・実証的データの収集・解析が行われました。
実権対象の機器に選定されたコミュニケーションロボットは19機種、1,000台以上。
PALROは、採択機種中最多の186台が導入され検証されました。

結果として、被介護者の34.2%の方について、コミュニケーションロボットの利用による自立向上(活動項目の自立度向上)および、生活の活発化改善効果が認められています。

この実証でPALROは「介護者代替プログラム実施型」(*4)のコミュニケーションロボットに分類されました。
介護者代替プログラム実施の被介護者への改善率は37.2%、介護者の業務負担軽減の効果は44.4%になりました。

被介護者への効果

介護者の業務負担軽減効果

*3「ICF」とは、International Classification of Functioning, Disability and Health(国際生活機能分類)の略で、WHO(世界保健機関)で1980 年に制定された「ICIDH(International Classification of Impairments, Disabilities and Handicaps・国際障害分類)」の改訂版です。 「ICF」は 2001 年に制定され、正式名称は「生活機能・障害・健康の国際分類」といいます。障害に関することや、健康に関することなどを1424 項目に分類し、それらが複雑に絡み合って相互作用していると考えたものです。

*4「介護者代替プログラム実施型」とは、体操のプログラム、レクリエーション、その他回想法や認知症対応を想定したプログラムなど介護者が設定したON/OFFや日時に設定されたプログラムが実行されるロボットの総称。

介護機器にコミュニケーションロボットが加わりました。

経産省と厚労省が決めているロボット技術の介護利用に置ける重点分野である、介護ロボット5分野8項目に対して、AMEDが行った実証実験の結果を以って、新たに1分野5項目が加えられました。
追加された重点項目の中には、「高齢者等とのコミュニケーションにロボット技術を用いた生活支援機器」が加えられ、国がコミュニケーションロボットを介護現場に取り入れようとする方針が明らかになりました。

大規模な実証実験では定量的に証明されました。

ICFを活用して、改善が定量的に計測できました。

効果測定をするために、利用されたのはICF。障害や健康に関することを約1500項目に分類して、項目ごとに対象となる方の生活機能を定量的に計測できる手法です。2016年度の実証では、この基準が適用され、様々な面から効果測定が行われました。

「おてがる愛CF」は負荷なく定量的な計測が可能!

2018年度の介護報酬改定では、高齢者が「自立・回復」できる施設が優遇されます。このため、自立支援がどれだけ生活機能改善に役立っているか定量的に評価する必要があります。
AMEDの実証実験でも利用されたICFは有効な評価観点ではありますが、評価項目は約1500項目に及ぶ上、どれだけ改善しているかを表現するには手集計が必要です。
これは、日頃の業務で多忙なスタッフの方々に大きな負担となってしまいます。
この問題を解決するために、富士ソフトはICFに準拠して簡単に計測できる「おてがる愛CF」を提供いたしました。

「おてがる愛CF」は生活機能の改善を簡単に見える化します。

「おてがる愛CF」は、お手持ちのiPadやiPhoneでICFに基づいて生活機能の改善を簡単に見える化することができます。

・ご利用者毎に評価項目を選定
 ICFで定義されている約1500項目のうち、コミュニケーションロボットで効果が期待される項目だけに
 絞って選択できるようにしました。

・記録は数秒で可能なほどシンプル
 ご利用者毎に選んだ評価項目に対して、変化があった項目だけ変更。
 それだけで毎日、確実に記録ができます。

・すぐにグラフ化
 改善の経過がすぐにグラフ化されます。
 変化がわかりやすく、自立支援のための対策が打ちやすいことも特徴です。

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パルロはコミュニケーションロボットとして生まれ、
その会話力・コミュニケーション力・癒し効果は様々なシーンでニーズがあり、活用されています。

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多くの公的事業で導入効果が確認されている介護ロボットです。

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