2014年10月23日(Thu)
[第8回 コラム]福祉の現場で活躍するロボット(その1)
みなさん、こんにちは。
今回は福祉の現場で活躍するロボットを紹介します。
福祉ロボットには、おおまかに3つの種類があります。
一つ目の種類は「介護支援型のロボット」と呼ばれるもので、移乗・入浴・排泄など介護業務の支援をするロボットです。
二つ目は「自立支援型のロボット」と呼ばれ、歩行・リハビリ・食事・読書など介護される側の自立支援をするロボットです。
そして三つ目は「コミュニケーション・セキュリティ型のロボット」と呼ばれ、癒してくれたり、見守りをしてくれたりするロボットです。PALROはコミュニケーション ロボットなので、この分類に入ります。
今回は「コミュニケーション・セキュリティ型のロボット」の中から「病院用受付ロボット」と「Robovie-R Ver.3(ロボビーR)」を紹介します。
病院用受付ロボットは、株式会社テムザックが開発した病院で受付をするロボットです。
来院者がロボットの胸に搭載されたタッチパネルに触るか、音声で話しかけると、外来受付や病室までの経路を頭部に搭載されたプロジェクタを使って3D映像で分かり易く表示したり、腕に搭載されたプリンタから印刷し、来院者に手渡したりします。
Robovie-R Ver.3は、ヴィストン株式会社が開発した人とロボットのコミュニケーションを研究するために開発された等身大のロボットです。
実際に人が活動する環境で活用するため、点字ブロックやスロープなどの凹凸を乗り越えられ、高齢者と並んで移動できる速度(約2.5km/h)で移動することができます。
今回はコミュニケーション能力を活かして、福祉の現場で活躍するロボットを紹介しました。
みなさんもいろんなところでいろんなロボットに会うと思います。是非、ロボットを応援してくださいね。
それでは、また次回。
株式会社テムザック 病院用受付ロボット:
http://www.tmsuk.co.jp/lineup/aidu/index.html
ヴィストン株式会社 Robovie-R Ver.3:
http://www.vstone.co.jp/products/robovie_r3/