2015年06月12日(Fri)
[第13回 コラム]ロボット新戦略
みなさん、こんにちは。
今回は、「ロボット新戦略」についてご紹介します。
ロボット新戦略は、「ロボットによる新たな産業革命」の実現に向けて政府が開催した「ロボット革命実現会議」の中で取りまとめられました。
「ロボットによる新たな産業革命」とは、平成26年6月に閣議決定された「日本再興戦略」に「ロボット技術の活用により生産性の向上を実現し、企業の収益力の向上、賃金の情報を図る」とされています。
ロボット革命により目指すのものとして、以下の3つのテーマが挙げられています。
1.センサー、AI(人工知能)などの技術進歩により、従来はロボットと位置づけられてこなかったモノまでもロボット化し(例えば、自動車、家電、携帯電話や住居までもがロボットの一つとなる。)、
2.製造現場から日常生活の様々な場面でロボットが活用されることにより、
3.社会課題の解決やものづくり・サービスの国際競争力の強化を通じて、新たな付加価値を生み出し利便性と富をもたらす社会を実現すること
このロボット革命の実現に向け、政府が設置した「ロボット革命実現会議」において、技術開発、規制改革、標準化などの具体策を検討し、「ロボット新戦略」が取りまとめられました。
ロボット新戦略には、ロボット革命を実現していくための3つの柱を推進することが掲げられています。
1つ目の柱:
日本を世界のロボットイノベーション拠点とする「ロボット創出力の抜本強化」
2つ目の柱:
世界一のロボット利活用社会を目指し、日本の津々浦々においてロボットがある日常を実現する「ロボットの活用・普及(ロボットショーケース化)」
3つ目の柱:
ロボットが相互に接続しデータを自律的に蓄積・活用することを前提としたビジネスを推進するためのルールや国際標準の獲得等に加え、さらに広範な分野への発展を目指す「世界を見据えたロボット革命の展開・発展」
今回は、「ロボット新戦略」の概要をご紹介いたしました。
みなさんもいろんなところでいろんなロボットに会うと思います。ぜひ、ロボットを応援してくださいね。
それでは、また次回。